小説のPDFベクター出力用フォントを個別に設定したい
まずはこちらから:小説エディタを開いて、原稿を読み込む
小説エディタアプリのPDF出力で「テキスト実配置+サブセットフォント埋め込み(ベクターテキスト層)」を使う際に、実際に埋め込むフォントを要素ごとに設定する方法を解説します。
この機能について
ベクターPDF出力は、見た目をラスター画像で固定するのではなく、実際の文字データとして配置します。この方式では、印刷所や閲覧環境で正しく表示するために、使用するフォントファイル自体をPDFへ埋め込む必要があります。小説エディタでは、本文・柱(ヘッダー)・ノンブル・本扉・部扉・章扉・話扉・表紙・表紙裏・背表紙・カバーなど、要素の種類ごとに使うフォントを個別に設定できます。①本来使いたいフォントを直接アップロードする、②名前が違うフォントでもよければ「代替フォント」をアップロードする、③面倒なら(全要素が同じフォントになりますが)「最終フォールバックフォント」を1本アップロードするだけで済ませる、という3段階の入手方法が用意されています。
手順
①印刷モードで「組版設定」を開き、「PDF」タブを選びます
②「ベクター出力」欄で「テキスト実配置+サブセットフォント埋め込み(ベクターテキスト層)」にチェックを入れます
③同じ「PDF」タブ内に「ベクター出力埋め込みフォント設定」パネルが表示されます。使用中のフォント種別(例: serif)ごとに、「使用: 本文, 柱(ヘッダー), ノンブル, 本扉・部扉・章扉, 話扉, 表紙, 表紙裏・背表紙・カバー」のように、そのフォントがどの要素に使われているかが示されます
④各フォント欄の「アップロード」から「ファイルを選択」を押し、手元のフォントファイル(.ttf/.otf/.ttc)を選びます。名前が完全一致しなくてもよい場合は「代替フォント」欄にアップロードしても構いません。個別設定が面倒なら、パネル下部の「最終フォールバックフォント(任意・全パネル共通)」に1本アップロードするだけでも、ベクターPDF化が成立します(全要素が同じフォントで出力されます)。ファイルの中身が正しいフォントでない場合は、画面のようにはっきりとしたエラーで教えてくれます
補足
- 画面には「0/1 フォントが解決済み」のように、現在何個のフォント種別が解決済みかが表示されます。ベクターPDFを使う場合は、この案内に従って代替フォント・最終フォールバックフォントのいずれかを用意してください
- アップロードしたフォントファイルは端末内でのみ処理され、ブラウザを再起動すると再選択が必要になります
- フォントを1つも設定しない場合、ベクター出力自体は行われず、従来どおりラスター画像としてPDFへ出力されます