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参考シートを書き出したい

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人形で決めた場面を、生成AIに挿絵を頼む時に添える「参考シート」の画像として書き出す方法を、見習いと時の女神の場面を例に説明します。

この機能について

人形の形や位置を、言葉だけで生成AIに伝えるのは難しい作業です。参考シートは、人形の全身図とOpenPose・上から見た図と横から見た図・キャラクターのいない舞台の図・明るさの図と奥行きの図・キャラクターごとの目と手と腕と足の図・文字の説明を、1枚の大きな画像にまとめます。この1枚を、小説の本文といっしょに生成AIへ渡すと、キャラクターの位置・ポーズ・視線・カメラの位置を、図と文章の両方で伝えられます。

手順

①書き出したい場面を開いた状態で、上の帯の「書き出し」メニューを開きます。メニューは、「ControlNet向け:」「生成AI用シート:」「まとめて:」の3つの列に分かれています。「生成AI用シート:」の列の「参考シート」を押します。

「書き出し」メニューが開き、「生成AI用シート:」の列の「参考シート」ボタンが赤枠で囲んである。同じ列に「参考シートをコピー」「人形の画像」「画像をコピー」「重ね描き…」「指示文…」「補足文…」が並んでいる

②画像ファイル(PNG)が書き出されます。ブラウザの設定に従って、ダウンロードの保存先に「reference_sheet_」で始まる名前で保存されます。状態表示には「参考シートを書き出しました(2人・人形と OpenPose・資料の読み方とキャラクターごとの要点)。場所・時刻が決まっていません(「場所・時刻・天候…」で書き足すと挿絵の場面が決まります)。」のように、書き出した内容と、足りない情報が出ます。

③書き出された参考シートは、横に4列並ぶ大きな1枚の画像(幅は4836ピクセル)で、上から順に、①上の帯、②「構図」の枠(左上に人形の完成図を2列×2段ぶんの大きさで置き、その右に上面図と側面図・OpenPoseの全身図・キャラクターのいない舞台の図、必要な時だけ入れる一番下の段に明度マップ・深度マップ)、③キャラクターごとの枠(目・手・腕・足の8枚)、④文字の説明、⑤一番下の帯、が並びます。明度マップと深度マップは、「補足文…」の項目「参考シートの明度マップ」「参考シートの深度マップ」を入にした時だけ出ます(最初は切です)。以下で、1つずつ説明します。

書き出された参考シート全体。上から順に5つの部分が、番号つきの赤枠で囲んである

④一番上の帯(①)には、この画像が「シーン設計指示書」であることと、生成AIに守ってほしい使い方が書いてあります。文は「最上位拘束条件(HARD CONSTRAINTS):本資料は参考ではなく設計上の不変条件であるシーン構図資料であり…」で始まり、この資料の指定は変更せず厳守すること(カメラ・キャラクターの位置と向き・ポーズ・顔の向き・視線・持ち物・物の配置を、色付きの人形・OpenPose・「目線」の枠の文・キャラクターごとの「瞳の位置」・深度資料に従って描くこと)などを求めます。この帯の文は、「書き出し」メニューの「指示文…」で、自分の言葉に変えられます。一番下の帯(⑤)には、「シーン設計指示書です。「描く対象」ではありません。…出力は「構図」を基準にした、単一画面の完成イラスト1枚のみです。…最終画のみ。文字なし。図解なし。分割画面なし。」(上の帯の要点の念押し)と書いてあります。

参考シートの一番上の帯。「最上位拘束条件(HARD CONSTRAINTS)」で始まる文が、黄色の帯の中に書いてある

⑤左上の大きな図が、完成絵の基準になる人形の全身図(完成図)です。図の縁に橙色の枠と「この枠=描写するイラストの固定構図」「この枠以外の図は、完成画のレイアウト(画面の配置)には使用禁止」が書いてあり、完成絵の範囲(枠の外へ切れている所は絵でも切る)と、画面の配置はこの図だけで決めることを生成AIに伝えます。OpenPose(人の骨格を色つきの線で描いた図)の全身図は、右の2列の2段目にあります。どちらも、今の視点のカメラで写した図なので、キャラクターの位置・向き・ポーズ・カメラの角度が、そのまま画像に入ります。人形は、キャラクターごとに色分けされ、頭の上にはキャラクターの名前が書かれます。

左は、青い見習いと橙色の時の女神の人形の全身図。右は、同じ構図の骨格を色つきの線で描いたOpenPoseの全身図。二人の頭の上に名前が書かれている

⑥「構図」の枠の右の2列の1段目には、上面図(真上から見た図。下がカメラ側)と、側面図(カメラの真横から見た図)が並びます。キャラクターどうしの距離(ここでは「0.8m」)、カメラから各キャラクターまでの距離(「3.0m」「2.8m」)、カメラの高さと向き、キャラクターの背の高さが、1目盛1mの図で分かります。上面図の太い矢印は体の向き、細い矢印は体と顔の向きが違う時の顔の向きです。

左は上面図。二人のキャラクターの丸と矢印、カメラの位置と画角の扇形が描かれ、距離が書いてある。右は側面図。カメラと、縦の棒で表した二人の背の高さ、目の高さの黒い点が描かれている

⑦キャラクターごとの枠です。全体が緑の大きな枠で囲まれ、見出しに「キャラ別」と「瞳・腕・肘・手首・手の位置を、キャラクターごとに個別の固定条件として優先させる」と書いてあります。キャラクターごとに、上の段に「瞳の位置(右目)」「瞳の位置(左目)」・右手・左手、下の段に右腕・左腕・右足・左足の8枚が並び、全てカメラから見た向きです(見出しは「(カメラ視点の深度マップ)」)。目は、丸と黒い瞳の位置で視線の向きを示します(カメラから見えない目は破線の丸だけです)。手・腕・足は、形と向きが分かる、近いほど明るい白黒の深度の画像です。2段目の「キャラのいない舞台の図」には、周りの物に番号が振ってあり、文字の説明の「周りの物」の番号と同じです。入にした時の「深度マップ」は、人形図と同じカメラで近い所ほど明るく写した白黒の図、「明度マップ」は光の当たり方と明暗だけを示す図です。

「見習いのアップ(瞳の位置・左手・右手)」と「時の女神のアップ(瞳の位置・左手・右手)」の2つの枠。それぞれ、丸い目に黒い瞳、左手と右手の白黒の画像が並んでいる

⑧一番下は、文字の説明です。「この資料の読み方(必ず守る)」に続いて、「場面」「カメラ」「上面図と側面図」と、キャラクターごとの項目(ここでは「見習い」「時の女神」)、「目線」「キャラどうし」が書かれます。キャラクターごとの項目には、体型・身長・頭身、体の向き、腕や脚のポーズ、持っている物(ここでは見習いの巻物)、座っている物(時の女神の椅子)などが入ります。体の部位は、胸なら「胸部」、腰なら「腰部」、尻なら「殿部」、首なら「頸部」、腕なら「上肢」、脚なら「下肢」のように、解剖学的な言葉で書かれます。顔の向きのマーカーを置いたキャラクターには、「顔の向き」の行が足され、顔がどこを向いているかが書かれます(「顔の向きを設定したい」の記事を参照)。手に持たず体にも付けていない物(床に置いた椅子など)は、「周りの物」に番号ごとの行が足され、キャラクターの体の向きから見た向き(前・左前方・真後ろなど)、距離の段階(手を伸ばせば届く距離・一、二歩ほどの距離など)、高さの目安が書かれます。手の組み方を当てた手には「右手はキャラ2の右手と「握手」の組み方で組む」のように組み方の名前が、道具を握る手には「(手の形: ハンマーグリップ)」のように吸着パターン(手の形)の名前が書かれます(「手と手を握り合わせたい」「道具の握り方を選びたい」の記事を参照)。(この記事の画像は、文の書き方を変える前の版のものを含みます。)一番下の帯の文は、上の帯と同じく「指示文…」で変えられます。こうすることで、参考シートを書き出せます。

参考シートの文字の説明の部分。「この資料の読み方(必ず守る)」「場面」「カメラ」「上面図と側面図」「見習い」「時の女神」「目線」「キャラどうし」の見出しと、それぞれの文が並んでいる

補足

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