構図を決めたい
挿絵構図デザイナをまだ開いていない方はこちら:挿絵構図デザイナを開きたい
挿絵をどの大きさ・どの遠近感・どの縦横比で切り取るかを、「カメラ」メニューのボタンで決める方法を、見習いと人間2の場面を例に説明します。見る向きを変える方法は、別の記事で説明します。
この機能について
同じ場面でも、顔を大きく写すか、全身を写すか、縦長の絵にするかで、印象は大きく変わります。「カメラ」メニューでは、構図(バストアップ・全身・あおり・俯瞰・肩越し、ロングショットやクローズアップなどのショットサイズ、アイレベルやバードアイなどのアングル)、カメラの傾き(ダッチアングル)、レンズ(広角・標準・望遠)、画面比率(書き出す画像の枠)を、ドラッグせずにボタンで決められます。参考シートも、この構図で書き出されます。
手順
①上の帯の「カメラ」メニューを開き、「構図:」の列の「構図…」を押します。「バストアップ」「全身」「あおり」「俯瞰」「肩越し」に続けて、ショットサイズとアングルの項目が並んだ一覧が出ます。ここでは「バストアップ」を選びます。
②状態表示に「構図を「バストアップ」にしました(見習いが基準)。」と出て、見習いの上半身がアップになります。
③遠近感の強さを決めます。「見る向き:」の列の「リセット」で視点を初めに戻してから、「レンズ: 標準28mm」を押します。「超広角14mm」から「超望遠200mm」まで8種類の一覧が出るので、「広角17mm(遠近感が強い・迫力)」を選びます。広角ほど遠近感が強く、望遠ほど遠近感が弱く平たくなります。その右の「絞り」では、F値(F1.4〜F16)を選べます。F値が小さいほど、ピントを合わせた注視点の手前と奥を大きくぼかして描かせます(参考シートの文で伝えます)。
④状態表示に「レンズを広角17mmにしました。」と出ます。手前のものが大きく、奥のものが小さく写り、迫力が出ます。
⑤書き出す画像の枠を決めます。レンズを「標準28mm」に戻し、「画面比率: 自由」を押します。「自由(画面いっぱい)」「縦長 2:3(文庫挿絵)」「縦長 3:4」「正方形 1:1」「横長 4:3」「横長 3:2」「横長 16:9」の一覧が出るので、「縦長 2:3(文庫挿絵)」を選びます。
⑥状態表示に「画面比率を「縦長 2:3(文庫挿絵)」にしました。」と出て、3D表示の中に縦長の枠が出ます。枠の外は暗くなり、枠の中には、3分割の目安の線が出ます。書き出す画像には、この枠の中だけが入ります。この例では、人間2が枠からはみ出しています。
⑦二人を枠に収めます。「構図:」の列の「写したい人を真ん中に…」を押し、「選んでいる人(見習い)」と「全員」の一覧から、「全員」を選びます。
⑧状態表示に「全員が画面に収まるよう視点を合わせました。」と出て、見習いも人間2も、縦長の枠の中に収まります。
⑨ショットサイズやアングルで決めることもできます。もう一度「構図…」を押します。一覧の「ロングショット」「ミディアムショット」「クローズアップ」「エクストリームクローズアップ」(ショットサイズ)と、「アイレベル」「トップショット」「バードアイ」「ワームズアイ」「ダッチアングル」(アングル)が続いています。選んでいるキャラクター(この例では見習い)を基準に、カメラが動きます。
⑩カメラを傾けて、水平線を斜めにします。「傾き:」の列の「右へ傾ける」を押すと、カメラが右へ5°傾きます。4回押すと20°です。状態表示に「カメラを20°傾けました(水平線は画面の右上がり。「水平に戻す」で戻せます)。」と出て、画面が斜めになります。こうすることで、挿絵の構図を決められます。
補足
- 「見る向き:」の列の「リセット」を押すと、視点が初めの状態に戻ります。
- 「この人の目で見る」は、選んでいるキャラクターの目の位置からの眺めにします。
- 構図の各項目の意味は、次のとおりです。「ロングショット」は全身を小さく、周りの空間ごと写します。「ミディアムショット」は腰から上を写します。「クローズアップ」は顔を大きく、「エクストリームクローズアップ」は目や顔の一部をさらに大きく写します。「アイレベル」はキャラクターの目の高さから、「トップショット」は真上から、「バードアイ」は高い所から見下ろして、「ワームズアイ」は地面すれすれから見上げて写します。「ダッチアングル」は、全身を写してカメラを20°傾けます。
- 傾けたカメラは、「水平に戻す」で元に戻せます。「あおり」などを選んでから「右へ傾ける」を押すと、見上げる角度に傾きを足すこともできます。傾けた状態で参考シートを書き出すと、シートにも傾きの向きが書かれます。
- 「構図を絵で選ぶ」は、構図を小さい絵の一覧から選びます。
- 「平行投影」を押すと、遠近感のない平行投影に切り替わります。押すたびに入/切が切り替わります。入の間はボタンが押されたままの見た目(枠付き)になります。
- 見る向きは「視点を動かしたい」、気に入った視点を取っておく方法は「視点を覚えておきたい」の記事で説明します。