最短で参考シートを書き出したい
プラグインの導入がまだの方はこちら:小説エディタに拡張機能を導入したい
小説の場面を、生成AIに挿絵として描かせるために、挿絵構図デザイナで「参考シート」の画像と「SMPL-X」のファイルを作り、生成AIへ渡すまでを、いちばん短い手順で説明します。細かい決め方は、それぞれの記事で説明します。
この機能について
挿絵構図デザイナは、3Dの関節人形です。この記事では、小説の段落には結びつけず、小説エディタの上の「拡張」から開きます。キャラクターを置いてポーズを選び、上の帯の「設計書」を押すと、2つのファイルが書き出されます。1つは、キャラクターの位置・ポーズ・視線・カメラを図と文章でまとめた「参考シート」の画像です。もう1つは、キャラクターの関節の3次元座標を書いた「SMPL-X」のファイルです。この2つを生成AIへ渡すと、場面に合った挿絵を描かせやすくなります。
必要なもの:
- 【重要】SMPL-X のファイルは必須ではありません。参考シートの画像だけでも、生成AIへ渡せます。
- 挿絵構図デザイナを導入し、有効にしてあること(上の案内の記事を参照)
- 画像を生成できる生成AIサービスのアカウント
手順
①小説エディタの画面の上にある「拡張」を押します。
②「拡張機能ランチャー」の窓が開きます。「挿絵構図デザイナ」の右の「実行」を押します。
③挿絵構図デザイナの窓が開きます。初めて開いた時は、3D表示の上に「はじめての方へ」の札が出ます。読んだら「閉じる」で閉じます。
④場面に出てくる人数になるまで、上の帯の「+キャラ」を押します。キャラクターごとに、体型や名前を決められます。
⑤キャラクターごとにポーズを選びます。キャラクターを帯のボタンで選び、右の欄の「ポーズ集」から、場面に合うポーズを探して、ダブルクリックします。選んだキャラクターが、そのポーズの形になります。画面の下に「人間2へポーズ「…」を適用しました(立ち位置・体型・体つき・視線はそのまま)。」と出ます。
⑥上の帯の「設計書」を押します。参考シートの画像(PNG)と、全員の SMPL-X のファイル(JSON)の2つが、ブラウザのダウンロードの保存先に書き出されます。ファイルの名前は、「reference_sheet_」と「smpl_joints_smplx_all_」で始まり、あとに日付と時刻が付きます。キャラクターが1人もいない時は、何も書き出されません。
⑦生成AIの画面を開き、入力欄の添付ボタン(この例では入力欄の左の「+」)から画像ファイルを追加する項目(この例では「写真やファイルを追加」)を選んで、書き出した参考シートの画像と SMPL-X のファイルの2つを添付します。
⑧入力欄に「構図設計書のオレンジ枠を完成画像の絶対的な構図基準として扱い、指示と設定を完全遵守し、一枚絵のイラストを作成してください。」と入力して、送信します。こうすることで、最短で参考シートと SMPL-X を作って生成AIに渡せます。
⑨しばらく待つと、一枚絵が生成されます(この例では、ChatGPT で3分ほどかかりました)。参考シートの構図のとおり、左に片腕を上げた見習い、右に座った時の女神が描かれています。この例では、手順⑤のあとに、「カメラ」メニューの「見る向き:」の「あおり」を押し、「傾き:」の「右へ傾ける」を4回押し(20°)、カメラを傾けたダッチアングルにしてから「設計書」を押しました。絵も、見上げる角度で、水平線が右上がりに傾いて描かれています。
補足
- 【重要】SMPL-X のファイルは必須ではありません。手順では参考シートの画像と SMPL-X のファイルの2つを添付しますが、参考シートの画像だけを添付しても、生成AIへ渡せます。SMPL-X のファイルは、関節の位置をより正確に伝えたい時に、あわせて添付してください。
- 段落に結びつけずに開いた時は、上の帯の「保存」を押すと、構図データがファイルに保存されます(本文には保存されません)。小説の段落に結びつけて保存したい時は、「挿絵構図デザイナを開きたい」の記事を見てください。
- 上の指示文のあとに、描かせたい場面の小説の文章を貼り付けたり、細かい調整の文章を足したりするのもお勧めです。ただし、入力した文字のほうが、添付した資料より優先されやすい傾向があります。資料と食い違う文章を足すと、絵が資料から外れることがあります。
- 一度で参考シートの構図どおりになるとは限りません。構図がずれた時は、もう一度生成するか、ずらしたくない点(キャラクターの左右の位置、腕の上げ方など)を文字で足してみてください。生成される絵は、サービスやモデルによっても変わります。
- 背景に何も置かないと、ChatGPTはキャラクターの位置関係だけを再現しようとすることが多くなります。場所の雰囲気も絵に反映させたい時は、背景を置いてから参考シートを書き出してください(背景の置き方は「背景を選びたい」の記事を参照)。
- カメラの角度や、ショットサイズ(ロングショット・クローズアップなど)の決め方は、「構図を決めたい」の記事で説明します。
- 指示文の書き方と、生成された絵の例は、「生成AIに渡して一枚絵を描かせたい」の記事で説明します。
- キャラクターの体型、道具、視線、カメラの構図、キャラクターどうしの位置など、場面をもっと細かく決めたい時は、「挿絵構図デザイナの使い方(目次)」から、知りたい記事を選んでください。
- 「設計書」を押した時に、ファイルへ保存するか、クリップボードへコピーするかは、「設定」メニューの「設計書のボタン」(「設計書のボタン: 保存」または「設計書のボタン: コピー」)で切り替えられます。コピーにすると、参考シートの画像だけをチャットへ貼れます(SMPL-X のファイルは書き出されません)。
- 「書き出し」メニューの「参考シートをコピー」でも、画像をファイルに保存せずに、そのままチャットへ貼れます。